研究開発課題RESEARCH AND DEVELOPMENT TASK
環境調和型構造物の設置による人工藻場、漁場造成
01
瀬戸内海では、長年にわたる埋め立て等の沿岸開発による藻場や干潟などの減少により、一定の改善は見られるものの、有用魚介類等の生物の生息環境の悪化や海水浄化機能の低下などが問題となっており、生物の保護・育成場、産卵場として重要な藻場の復活による生物資源の回復が課題になっています。この課題を解決するため、瀬戸内海の離岸堤に着脱可能な構造物を設置し、藻場の造成状況のモニタリングを行うとともに、組み合わせ、藻場の最適性評価と魚の産卵・帰巣評価を実施し、藻場の形成や漁獲量、魚種の増加へ繋げます。また、藻場の増加が水産資源生産力の向上及びブルーカーボンへの貢献にどの程度影響を及ぼすのかを定量的に評価していきます。
取り組みINITIATIVE DETAILS
藻場造成構造物の設計施工
潮流動制御機能の評価に関する水理実験の実施
藻場造成構造物の海域への設置
現地調査による藻場造成機能の評価
ブルーカーボンの評価
ブルーカーボンの評価
研究開発課題1 研究開発体制
研究開発課題リーダー末永 慶寛(香川大学 創造工学部長)
参画機関(大学等)香川大学、国立研究開発法人海洋研究開発機構、香川県水産試験場
参画機関(大学等を除く)香川県、NECネッツエスアイ株式会社、香川県漁業協同組合連合会、坂出市、株式会社不動テトラ